虫歯や歯周病と聞くと、口の中の病気というイメージが強いかもしれません。しかし、最近では、口腔内の感染症あるいは慢性炎症と様々な全身疾患の強い関連性が明らかになってきました。
健康への関心が高い方であればご存じかと思いますが、以前から言われている歯科疾患と心臓疾患や脳梗塞、糖尿病のほか、近年では「認知症との関連もある」という報告もあがっています。
高血圧 | 糖尿病 | 骨粗しょう症 |
心筋梗塞 | 脳梗塞 | 認知症 |
※このほかにもさまざまな病気との関連性について報告があります
認知症を発症するのは高齢者という印象を持たれがちですが、65歳未満で発症する若年性認知症のリスクは若い方でもあるので高齢者がなる病気という考えは改める必要があるでしょう。
このような現状をふまえ、白岡の歯医者「ななえ・椛沢歯科医院」では歯を削って詰める治療だけではなく、そもそも歯を削る必要がない状態を保つことを重視するようになりました。
虫歯予防・歯周病予防に力を入れつつ、すでに虫歯や歯周病にかかっている場合には細菌感染症が歯科疾患の実態であることを患者さまに伝え、治療精度が問題で起こる虫歯や歯周病の再発を防ぐためにマイクロスコープやカリーナシステムを導入し、精密治療を提供することになりました。
当院の専門領域は歯科ですが、全身疾患と歯科疾患の深いかかわりから、患者さまの診断結果に応じて医科との連携を行っています。
ななえ院長は地域基幹病院である白岡中央総合病院の医師・看護師・言語聴覚士等の職員を対象に開かれたセミナーの講師を務めており、今後さらにお口の中の慢性炎症が全身に及ぼす影響についてマイクロスコープ動画を用いたわかりやすいセミナーなどを行い、連携を強化しています。