前回のブログでは唾液検査(シルハ)についてお話しました。今回はシルハの結果にもある、むし歯の予防についてお話したいと思います。
むし歯予防にはたくさんの方法がありますが今日はフッ化物を使った予防方法をお伝えしたいと思います。
皆さんはフッ素と聞くとどんなイメージがありますか?「歯にいい」「歯を強くしてくれる」と思われる方や「フッ素って毒なんでしょ?」と思われる方もいます。
「フッ素は毒」
これ実は正解なんです。
ただし歯科医院で塗布しているのはフッ素ではなくフッ化物と呼ばれるものです。
フッ素(F)は天然に存在する元素のひとつで、たいへん反応性が高いため自然界で単一の元素として存在することはありません。
自然の状態では、ほかの元素と結合して安定した状態になっています。
むし歯予防に使われているフッ化ナトリウム(NaF)もフッ化物です。
①再石灰化の促進
②歯質を強化して酸に溶けにくい歯にすること
③むし歯菌の活動を抑えること
があります。
普段の歯磨きのときにフッ化物配合歯磨剤を使うのはもちろん、3ヶ月に1度程の歯科専用の高濃度フッ化物の塗布をおすすめしています。
フッ化物について正しく理解し、むし歯予防に役立てていきましょう。