皆さんは自分のお口の中のリスクはなんだろうと考えた事はありますか。当医院では唾液を調べる事で簡単にむし歯や歯周病のリスクがわかる検査を行っています。どのような検査か少し説明しますね。当医院で行っている唾液検査『シルハ』は専用のお水を使って簡単な手順で出来る検査です。検査時間はおおよそ20秒。結果も5分程でわかるので、治療やメインテナンスの後すぐに結果をお知らせする事が出来ます。
ではシルハでわかる事はなんでしょか? まずひとつめはむし歯菌の数です。むし歯菌がどれくらい活動的になっているかわかります。数値が高いとお口の中の状態がむし歯になりやすい環境になっていると判断できますね。次に酸性度です。酸性度がわかると歯が溶けやすいかどうかがわかります。つぎは緩衝能です。私たちが飲食をするとお口の中は一時的に酸性に傾きます。酸化したお口の中を唾液の作用である緩衝能によって中性状態に戻していきます。緩衝能の数値が低いとその作用が弱まりむし歯のリスクをあげる事になってしまいます。
今までお話ししてきた事はむし歯のリスクについてでしたが、ここからは歯周病のリスクがどのようにわかるか説明していきますね。 ひとつめは白血球の数です。お口の中の細菌が増えることで歯肉に炎症が起こります。炎症が起こる事で白血球の数が増えます。数値が高いと言うことは炎症がありますよのサインになりますね。ふたつめはタンパク質です。歯周病などで歯肉から出血すると血液中のタンパク質がお口の中に混ざります。そのため唾液中にタンパク質が多いと歯周病の心配が考えられます。最後にアンモニアの数です。アンモニアが多いとお口の中の細菌が多いことがわかり、それが口臭の原因のひとつと考えられます。お口の中の清潔度がわかりますね。 このように6つの事が自分の唾液の状態を知ることでお口の中のリスクを目で見て適切な予防を行っていく事ができやすくなりますね。是非皆さんも唾液検査(シルハ)を試してみてください。 当院では3300円(税込)で検査を行なっています。気軽にお声がけください。